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◎すぺしゃるエッセイ いぬとぼく 第3章

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ナレーション 第3章
土塚理弘  永遠に近い時間がやっと終わり 待ちに待った信
号がやっと変わりました 何よりもまばゆい青 正
確には緑だけど うっしゃあ と ペダルをこぎだ
し いぬを遂に振りほどくことができました やっ
た 体が軽くなった さようならいぬ ちょっとの
間だったけど変なシチュエーションをありがとう
振りかえるといぬは その場に佇んでいました 他
の車も通っているので 動けないみたいです
 爽やかです 爽やかな風が 吹き抜けています
その中を爽やかにチャリで走り抜けます 空を見上
げると満天の星空が 爽やかに広がっています 後
ろを振り返ると 爽やかにいぬが走ってきます
 ・・・来てるよ はっはっはっはと尻尾を振りながら・・・
どんどん人気のない道に入っていき 街灯も殆どな
くなり ぼくの心を真の恐怖が漂い始めました こ
こからがいぬとぼくの本当の戦いの始まりなのであ
りました
 とにかくぼくは走った 全力で走った しかしい
ぬも速い さすがに自転車の方が速いが 急に全力
を出したんで横っ腹がやばくなってしまったりして
もういいだろう もう引き離しただろうとスピード
を落とすと はっはっはっはと また声が近づいて
くる 引き離しては追いつかれ 追いつかれては引
き離す 見失わせようと 複雑に道を曲がったり
迂回したりして また本道に戻っても なんてこと
はない いぬはただ真っ直ぐその道を走ってただけ
で ぼくが迂回した分 差が縮まっただけ
ナレーション ※第4章(158ページ)につづく
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テーマ:同人活動 - ジャンル:アニメ・コミック

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